LibreOfficeに地理院地図を貼り付ける
FOSS4G Advent Calendar 2014
今年もやりますFOSS4G Advent Calendar。毎年のように一番手です。
この記事はFOSS4Gとはあまり関係ありませんが、FOSS4G Advent Calendar 2014の1日目の記事です。
今年もありがとうございました
まだ一ヶ月ありますが、本年も皆様のご協力で楽しく過ごさせていただきました。
FOSS4G Hokkaidoは初の3日間で開催することができましたし、11月にはオープンデータ+QGISで本も出すことができました。手にとって頂ければ幸いです。
[オープンデータ+QGIS] 統計・防災・環境情報がひと目でわかる地図の作り方
- 作者: 朝日孝輔,大友翔一,水谷貴行,山手規裕
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2014/11/20
- メディア: 大型本
- この商品を含むブログ (1件) を見る
地理院地図パートナーネットワークに参加して
さてここから本題です。11/20に第一回地理院地図パートナーネットワークに参加しました。地理院タイル利用事例とても面白く聞かせていただきました。下記から資料を見ることが出来ますので、ご一読をおすすめします。
パートナーネットワーク会議
みなさんleaflet+geoserver使ってるなmapserverいないなとか、分散処理でのタイル作成について詳細聞きたいとか、色々感想はあるのですが、個人的に一番良かったのは、
- JAVAやエクセルを利用した開発事例
でした。
やっぱりエクセルですよ、エクセルで帳票作成ですよ。そして真似したくなるわけですよ。
エクセルでやると丸パクリなので、そこはオープンソースソフトウェアを使おうということで、LibreOfficeのマクロで指定経緯度の地理院タイルを貼り付けてみました。
指定経緯度の地理院タイルを貼り付ける
きちんと帳票のスタイル作るべきですが、そこまでやらずに単に1タイル持って来て貼り付けてます。指定経緯度の位置にも●発生しています。
先に実行結果を。
都庁の座標(35.689521,139.691704)を与えて、ズーム15の地理院タイルを持って来ています。
マクロ
LibreOfficeはpythonでマクロ書けるんですね。
解説出来るほどlibreofficeのマクロ判っていないので、解説省略。
下記のコードをgetGSITile.pyのような名前で、
ユーザディレクトリ\AppData\Roaming\LibreOffice\4\user\Scripts\python
に保存しておきます。Scripts\pythonが存在しない場合は、自分で作成する必要があります。
#東京 LAT = 35.689521 LNG = 139.691704
のところを書き換えて頂ければ、好きな場所の地理院タイルを貼り付けられます。
もしくはセルから値を持ってくるように改変しましょう。
実行方法
マクロを指定ディレクトリに置いたことを確認した後、LibreOffice Clacを起動します。
メニューの[ツール]から[マクロ]→[マクロ実行]を選択します。
ライブラリから[マイマクロ]→[getGSITile]と選択するとマクロ名が表示されます。表示されるマクロ名から[getGSITile]を選択し、[実行]を押します。
実行すると、指定経緯度を含む地理院タイルが読み込まれ、シートに貼り付けられます。また、経緯度の位置に●が表示されます。
国土地理院コンテンツ利用規約
利用規約は確認の上使いましょうね。
国土地理院コンテンツ利用規約|国土地理院
うーんもうちょっと情報欲しい
libreofficeのマクロに関する情報どこから取ってくるのがいいんでしょう?情報少ないですね。こちらのサイトを参考にさせていただきました。
OSS( Open Source Software )でいこう!!「 OpenOffice.org / LibreOfficeを使おう編 」